ギャンをさらに騎士風にしたギャンスロット。金属感がでるようメタリック塗装をしてみました。元となったキットのギャンはかなりできがいいので、ほとんど手直しすることなく組み立てられます。残念なことに、武器(かなり大きい)とプロペラントタンクに合わせ目が存在します。
金色の部分はシールではなく塗装してます。マスキングが曲面パーツでしたので、慎重に行いました。
ビームマントと頭部飾りにはHGゴールドパール軽くのせたあと、蛍光オレンジを吹いてます。光輝いているような感じに仕上がってます。
ブルーの部分はキャンディ塗装でメタリックブルーにしてます。
モノアイはHアイズ ピンク 1.5ミリに変更。裏からスターブライトシルバーを塗って光を反射するようにしてます。
ゴールドのパーツを分割して、合わせ目がもう少しなければ、完璧なキットですが、値段があがりそうですので、ここら辺がギリなのかも。
改修ポイント
Hアイズ埋め込み
ランスの柄の肉抜き穴3カ所を埋めてます。
2つあるランス先端の合わせ目消し
プロペラントタンクの合わせ目消し
アンテナのシャープ化
メタリック塗装のやり方を聞かれたので、
いつもよりくわしく塗装方法を書いてみます。
下処理
600番→800番→1000番→1500番
超音波洗浄機で水洗い→乾燥機にて乾燥
サフ(C)を塗装後、2000番でパーツを磨いて、
再度サフ(C)を散布。いわゆる捨てサフ。
EXブラックで艶艶のブラックに塗装
艶が出ていないパーツは捨てサフからやり直し。
スターブライトシルバーを軽くのせるような感じで塗装。
細いエアブラシですと詰まったあとに大量に塗料が吹き出すことがあるので、
0.5ミリを推奨。圧は0.05でやってます。
この時点ではまだダークシルバーです。
薄ーくEXクリアを吹きます。
今回は夏で気温も高い日だったので、フィニッシャーズのピュアシンナー8倍希釈、45度でやってます。
パーツについた瞬間に乾燥する感じで。シンナーが瞬時に乾燥しないと、
先のシルバーが溶け出して輝きがなくなります。
再度スターブライトシルバーを軽くのせます。
再びEXクリアーを薄くのせます。
ここまでが共通の下処理。
ブルーのパーツにはディープクリアーブルー(C)を吹いてます。
ゴールドの部分にはクリアーイエロー(G)とクリアーオレンジ(G)を調色したものを吹いてます。
ランスの先端パーツにはブライトゴールド(G)を吹いてます。
フレームパーツにはメタリックフレーム1(G)
マントと頭の飾りにはEXクリア(G)ー→HGゴールドパール→クリアオレンジ(FOK)→EXクリア(G)
ビームサーベル EXクリア(G)→クリアイエロー(G)+クリアオレンジ(G)→EXクリア(G)
トップコート
すべてのパーツにはEXクリアを厚く吹いてます。
乾燥機で24時間以上乾燥硬化させて2000番でパーツ表面を磨きます。